はじめに
こんにちは、早川スタイルです。6月25日に糸魚川市内の大和川小学校で行われたプログラミングクラブの講師として参加させていただきました。今回はその活動の様子について報告いたします。
新形式3回シリーズの第1回!プログラミングの楽しさを伝える
今年度の大和川小学校プログラミングクラブは、昨年までの6限45分×6回から、5・6限90分×3回の新形式に変更となりました。より集中的で充実した学習時間を確保することで、子どもたちの理解を深めることができる形式です。
6月25日の第1回では、4年生6名と6年生2名の計8名の子どもたちと一緒に活動しました。6年生の2名は昨年も参加していた経験者でしたが、4年生は全員が今回が初めてのプログラミング体験となりました。
当日は予定では13:45-15:15の90分間の活動でしたが、近隣にクマが出没した(!!)ため集団下校となり、15:00に早期終了となりました。糸魚川市ならではですね!(でも民家が多いところでの発見、心配です…)
第1回の活動内容:基礎から体験まで充実の90分
5限前半:オリエンテーションと導入
まずは簡単な自己紹介から始まり、「プログラミングとは?」を確認した後、コンピュータの仕組みについて学習しました。デスクトップパソコンのケースを実際に開いて、子どもたちにコンピュータの内部構造を見てもらいました。特にメモリについては、ノートパソコン用のDDR3 2GBメモリを一人一枚ずつプレゼントしました。
「30年前は数メガバイトのメモリが、今は数ギガから数十ギガバイトになっている」「この小さなメモリ1枚で膨大な情報が記録される」ということを伝えると、子どもたちは実際に手に取ったメモリを見ながら、コンピュータ技術の進歩に驚いていましたよ。
5限後半:Scratch基本操作の習得
iPadでScratchを起動し、保存・読み込みの基本操作を実習しました。各児童の操作スキルや習熟度を確認しながら、一人ひとりのペースに合わせて進めました。
6限前半:簡単な作品づくりに挑戦
事前に準備した資料を見ながら、実際にプログラムを作成しました。ネコが動いて音を出すプログラムで、少しずつ機能を追加していき、基本的なブロックの組み合わせを体験してもらいました。
子どもたちの目が輝いていたのがとても印象的で、キャラクター(スプライト)を動かしたり、音を出したり、背景を変えたりする作業を通じて、プログラミングの楽しさを体感してもらうことができました。
6限後半:タイピングレベル測定と夏休み学習案内
活動の締めくくりとして、タッチタイピングに取り組みました。「プレイグラムタイピング」を用いて1分間の測定を行い、現在のタイピングレベルを確認しました。基礎から教える必要があることがわかり(特に4年生はキーの場所がまだわからず困っている子が多かった・・・ごめんね)、夏休み期間中の継続的な練習の重要性を伝えました。
また、夏休みに役立つScratch学習サイトを紹介し、10月の第2回までに「作ってみたいプログラム」のテーマを考えてきてもらうよう説明しました。
第2回・第3回に向けて
今回の第1回で基礎を学んだ子どもたちは、10月の第2回では自分たちが作りたいプログラムに挑戦します。夏休み期間中に「作ってみたいプログラム」のテーマを考えてきてもらい、より個性的で創造的な作品づくりに取り組む予定です。
第3回では作品を完成させて発表する予定で、3回シリーズを通じて子どもたちの成長を見守ることができることを楽しみにしています。
学校との綿密な連携
担当の先生方には児童の学習環境(iPad+キーボード)、説明用の大型テレビとApple TVの準備、当日配布資料の印刷など、細かな準備をサポートしていただきました。ありがとうございました。
このような学校との密な連携があってこそ、充実したプログラミング学習を提供できることを改めて実感しました。
新形式の効果と今後の期待
昨年までの6限45分×6回から、今年度の5・6限90分×3回への変更は、集中的な学習時間の確保という点で大きなメリットがありました。90分という時間があることで、コンピュータの仕組み理解からプログラミング体験、タイピング練習まで、幅広い内容を一つの流れとして学習できました。
短い時間で詰め込むのではなく、じっくりと理解を深めながら進められる新形式は、子どもたちの学習効果を高める良い変更だと感じています。
※糸魚川市ではクラブ活動の時間は学校によってかなり異なります。1回に5,6時間目を使い6回ほど実施する学校や、1回に6限のみを3,4回という学校もあります。それぞれの方針にあったクラブ活動の内容の工夫が必要だなとあらためて感じました。
糸魚川市の未来を担う子どもたちへ
小学生は、適切な学習環境さえあれば大きくITスキルを伸ばすことができます。将来、この地域が「シリコンバレー」のようになるかどうかは、私たち大人がどれだけ子どもたちに学びの機会を提供できるかにかかっています。
今回の大和川小学校プログラミングクラブ第1回では、基礎的なコンピュータの仕組み理解から始まり、Scratchでの実際のプログラミング体験まで、幅広い内容を学習しました。第2回、第3回と進むにつれて、子どもたちがより創造的で個性的な作品を作り上げていく姿を見ることができると期待しています。
早川スタイルのICT教育支援
早川スタイルでは、このような学校向けのICT教育サポートから、個人向けのパソコン・スマートフォン活用指導まで、幅広い年齢層に対応したIT教育を提供しています。
特に子ども向けのプログラミング教室では、基礎から応用まで体系的に学べる環境を整え、未来のIT人材育成をサポート。大人向けの講座では、初心者からビジネスパーソンまで、実用的なスキルを習得できるカリキュラムを提供しています。
地域に密着した早川スタイルだからこそできる、一人ひとりに寄り添った丁寧な指導が特徴です。お気軽にご相談ください!
おわりに
今回の大和川小学校プログラミングクラブ第1回講師体験を通じて、子どもたちの無限の可能性と学習意欲の高さを改めて実感しました。次回以降も新形式の90分という時間を活用して、コンピュータの基礎知識からプログラミング体験まで、充実した内容を提供していきたいと思います。
クマ出没による時間短縮というハプニングもありましたが、それでも予定していた内容をほぼ完了でき、子どもたちには夏休みの学習課題と10月の第2回への期待を持って帰ってもらうことができました。
3回シリーズの第2回・第3回では、今回の基礎学習を土台に、より創造的で個性的な作品づくりに挑戦します。子どもたちの成長を見守り、サポートしていくことを楽しみにしています。
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