Windows 11 にアップグレードしたあと、「空き容量が急に減った」と感じたことはありませんか?
その原因は、以前のWindows環境をバックアップしている「Windows.old」フォルダです。この記事では、このフォルダを安全かつ確実に削除して、ストレージを一気に開放する方法を初心者にも分かりやすく解説します。
💡 Windows.oldフォルダとは?
Windows.old
は、アップグレード前の環境(例:Windows 10)のシステム・設定・ファイルをまるごと保存しているバックアップフォルダです。
通常は自動で10日後に削除されますが、それまでの間にストレージを圧迫することがあります。
🚫 削除しても大丈夫?
以下に当てはまる場合、削除しても問題ありません:
- Windows 10に戻す予定がない
- 中に必要なファイルはもう確認済み
- ストレージの空き容量を増やしたい
🚀 Windows.oldを安全に削除する手順
ステップ①:管理者としてコマンドプロンプトを起動
- スタートボタンを右クリック →「Windows ターミナル(管理者)」を選択
ステップ②:以下のコマンドを1行ずつ貼り付けて実行
takeown /F C:\Windows.old /R /D Y
icacls C:\Windows.old /grant Administrators:F /T
rmdir /S /Q C:\Windows.old
✅ 実行時のポイント
- 削除する前に「所有権」と「アクセス権限」を取得する必要があります。
takeown
はファイルが多いため数分~10分以上かかる場合があります。途中で止めないようにしましょう。
📈 削除後の効果
- 最大20〜40GB以上の空き容量が確保される可能性あり
- Windows Updateやアプリの動作がスムーズに
- ストレージ不足によるエラーや警告が解消されやすくなる
🔁 自動削除を待つより手動削除がオススメな理由
Windows.old は通常10日後に自動削除されますが、以下の理由で残り続けることもあります:
- ストレージセンサー機能がオフになっている
- クリーンアップが途中でキャンセルされた
- 手動で確認・削除したほうが早くて確実
🧹 その他の容量節約ヒント
- 「設定」→「システム」→「記憶域」→「一時ファイル」から不要データを削除
- 「ディスククリーンアップ」から「以前のWindowsインストール」を選んで削除も可能
✅ まとめ
状況 | 対応策 |
---|---|
Windows 11にアップグレード後 | Windows.old フォルダが生成される |
空き容量が足りない | コマンドで安全に削除してOK |
削除しても問題ないか? | 元に戻す予定がなければOK |
💡「空き容量が足りない!」と感じたら、まずは
Windows.old
を削除してみましょう。
初心者でも安心の手順で、ストレージをスッキリ回復できます。